こんにちは。
写真はスペインのモンセラートという山です。
有名な建築家で知られるガウディは、スペインのみならず様々な国で彼ならではのデザインで建造物をつくりました。スペインのサクラダファミリアはご存じの方が多いのではないでしょうか。
ガウディは「自然のものには直線はない。それは曲線に溢れている。」
ということに気づき、今まで直線であった建築を曲線にこだわり形にしたといいます。
しかし、初めはそれは理解されないものでした。
よく考えてみてください。
直線できっちり作られた建物の中に曲線の建物。
目立ったでしょうね。浮いていたでしょうね。
それをおもしろいという人もいたと思いますが、「そんなのおかしい。」と多くの人は
敬遠しました。
作っても作っても理解されない。でも彼は作り続けるんですね。
ゴッホやピカソも同じです。初めは理解されなくて侮辱されます。
ですが、彼らは作り続けた。要はあきらめなかった天才達です。
そのような天才達を思い起こしたとき、私に一つの気づきが与えられます。
それは、人と違うことは敬遠されるようなことなのか?
ということです。
出る杭は打たれる。
そう、人と違ったことをしていると注意されてしまう。それがわたしたちの住む世界です。
もちろん、自分の中にあるイメージが周りのみんなと同じであれば、無理に個性を出す必要なんてありません。ですが、もし、自分の中のイメージが周りと違ったらどうでしょうか。
「私の中の人とは違う何か」
を意識しないようにして周りに合わせて生きていきますか?
毎日まいにち、違う何かを押し殺せるものなのでしょうか。
ガウディのように自分だけのイメージを想像することを止めないで表現した場合、
それは周りの価値観をもひっくりかえすような大きな力をもっていると私は感じています。
多様性を理解する。
一言で聞くとむずかしいと感じることかもしれません。
でも、今日みたいに今まで生きたたくさんの多様性を思い起こすだけで少し理解できた気がしませんか。
まず言えることは、
人と違っていても大丈夫。ということです。
そしてもしそのような人に出会ったら表現することを否定しないで見守っていきたいですね。
なにかすごいものができあがるかもしれませんよ。
人と違う部分というのは、とっても芸術的で特別な力ですから。
そして、注意すべきはどんな風にそれを表現するか、です。
ガウディの建築や、ゴッホやピカソの絵や造形物は、だれも傷つけることはありません。
ただただ造り続けた。
そこに彼らの強さや成功があるのだとわたしは感じています。
つい先日とある鎌倉市の小学校PTAで「世界の性教育」というお話をさせていただきました。
世界に目をむけるということは様々な価値観に目を向けるということで、とても楽しいことです。
さあ、一緒に探検しませんか?
あなたのなかにある特別な力があふれ出すかもしれません。
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